最終更新日 2019/09/09

面接に臨む前の事前準備 応募企業の企業研究は必須

SNSでシェア

目次

面接に臨む前の事前準備 応募企業の企業研究は必須

面接を受けるにあたって事前にどんな準備をしておいたほうが良いでしょうか。最低限これをしなければ受かりませんという、必ず準備しておかなければ受ける意味がないというほど重要なことをお伝えします。

(1)応募企業の研究は必ずすること

自ら応募しておきながら、応募しようとする会社のことをほとんど調べないで受ける人は思いのほか多くいます。応募する以前に、相手のことを知らないとそもそも受かりません。実際に面接で会社の名前を間違えるとか、会社のサービスの名前を間違えるなどということはよくあります。当然受かりませんよね。最初から受からない面接をするなら、その時間や交通費がもったいないので受けないほうが良いという事になりますよね。こんなことにならないようにしっかりと準備していきましょう。
事前に企業研究もせずに面接に臨んだ場合、「当社のどこに興味を持ちましたか?」という質問で相手の企業への理解度が測られます。会社側としては想いを込めている部分についてどこに共感したのかということをききたいのですが、知識もなく「御社の事業の将来性に共感しました」などと当たり障りのない回答をした場合、「この人は何も調べてきていないのか」と思われます。さらに突っ込まれ「事業のどのような部分に将来性を感じましたか?」というような具体的な質問で、ボロが出てしまい評価が下がります。

このような場合「準備をしない人」「準備をしようとすら思わない人」または「要領で乗り切ろうとする人」は相手から「バカにされている」と思われてしまいます。
自分が応募している職種はどんな職種なのか。これらのようなことを全く調査や準備しないで面接に臨む人は相当多いというのがいままで多くの候補者を見てきた中での実感です。

当然調べてきている人の方が志望動機も強く面接での話もかみ合い自然と評価が高くなります。どこを受けても一緒、受かればいいと思って転職活動をする人は多いのです。そんな中で、会社について調べているということは他の人に差をつけることができるポイントなんです。 よく考えれば当たり前で単純なことなのですが、すごく重要なことなんです。

 

では企業研究をする際にはどのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。ポイントを以下に書き出してみました。

◆企業研究のポイント

・会社名
最も重要です。ちゃんと覚えてください。間違える人は意外にも多いです
・社長の名前
・経営理念やビジョン
ここには会社の大切にしている想いが詰まっています
・事業内容や拠点
・沿革(歴史)
・上場会社ならIR情報から業績などを把握
売上高と営業利益率の時系列推移は最低把握したい
・外食や小売りなど店舗を展開しているサービス業であれば店舗に実際に行き利用してみる
・求人情報
ホームページの採用情報、求人サイトの求人情報等に記載されているメッセージ
・社長が書いている書籍等
本を出している会社が良いか悪いかは別として第一志望であれば必読です
これらの情報は把握してから面接に臨んでください。

(2)履歴書・職務経歴書に書いてあることは全て説明できるようにしておく

履歴書、職務経歴書を送り書類選考では合格したわけですから、履歴書や職務経歴書に記載してあることはすべて完璧に説明できることが最低限必要です。書類選考では、いいひとと思われて選考が通過しても、書類通りの人じゃなかったということになれば、当然評価は下がります。書類選考した内容と面接での話の食い違いが無いように、確実に答えられなければそれが減点要因となってしまいます。そのため、履歴書・職務経歴書を作成したら、必ず、その内容を100%自信をもって笑顔で元気よく説明できる状態に事前に準備しておくことが重要です。

面接の際には想定される質問も意識しながら想定問答の準備もしてください。そして質問されても問題なく切り替えしができるところまで事前に練習をしておいてください。練習していれば本番でも難なくクリアすることができます。
経歴を時系列で1~3分で説明できる様に練習しておいてください。

(3)面接当日の服装は清潔感、ビジネス感をアピール

面接での見た目の印象は強く相手の印象の残ります。見た目の清潔感やシーンをわきまえた服装で面接に臨んでください。

①服装

面接の当日はスーツ着用で臨むのが基本です。スーツはできれば紺色のスーツをお薦めします。当然ですが、しっかりとクリーニングされていて、臭くなくシワのないスーツで臨んでください。シワだらけのスーツで臨むならそれだけで、スーツの着方がわからない、清潔感が無い、常識が無い、生活がだらしない、という印象を与えてマイナスになります。できればサイズはジャストサイズで、小さかったりブカブカのものもNGです。
夏でも冬でも基本的にはスーツ着用で、上着も着用してください。男性はネクタイも着用です。夏場の暑い日でも、面接会場に到着するまでは上着を着ていなくても、面接会場に入るときには上着を着用してください。また冬場の寒い日でも、面接会場の建物に入ったらコートは脱いで手にもってから会場に入ってください。
女性で多いのがリクルートスーツのような黒いスーツですが、可能ならばリクルートスーツよりも紺色などのビジネススーツを着用することをお薦めします。リクルートスーツの場合、スーツを着るような仕事に慣れていないという印象を持たれるからです。インナーは男女ともに白いワイシャツ、女性はブラウスです。

男性のネクタイは、落ち着いた色のレジメンタルタイ、または無地、または小さな柄のドットタイにしてください。チェックやその他の柄物や派手なものはNGです。

選択していない臭いのするものもNGです。しっかりと事前にクリーニングしておき、下着などは新しく
着古した臭いのしないものを着用してください。男性の方は要注意です。

②靴

靴は男女ともに黒の革靴で茶色や派手なもの、つま先が尖っている者などはNGです。男性はストレートチップまたはプレーントゥ、Uチップなどのトラディショナルなもの。女性も落ち着いたもので、ヒールは高すぎないもの、5センチ以下程度が好ましいです。職種に問わずヒールは太めよりは細めの方が印象は良いようです。ただし細すぎるものはNGです。もちろん、靴はしっかりと磨いて艶が出ている状態にして臨んでください。ビジネスシーンでは靴が綺麗というのは基本であり、靴が汚いということだけで評価が下がる場合もあります。

③鞄

鞄は、黒のナイロンなどのビジネスバッグが無難です。高いものである必要はありませんが、リュックや明るい色の鞄は避けるべきでしょう。

④その他の持参物

・ノート(メモ帳)
・ボールペン
・印鑑(認印※シャチハタ不可) これは念のためです。
・写真付き履歴書、職務経歴書(透明の新品のクリアフォルダに入れる)
・面接会場までの地図 (30分前までに到着し、5分前には入場できるように早めに行きましょう)

⑤アクセサリ

できるだけシンプルなものにしましょう。ピアスをたくさんつけている人、
ブレスレットなど、可能な限りシンプルにしましょう。
男性ではブレスレットや指輪などは評価を下げる傾向にありますので、当日は結婚指輪意外は外していきましょう。

⑥その他の身だしなみ

・コロンは付けても最少量にとどめる、できれば付けない
コロンを強めに付けている場合、面接会場が会議室などの個室だった場合、面接官はその香りに耐えられなくなり気分を悪くしてしまうことがあります。コロンの香りがいいと思っているのは自分だけですので十分気を付けてください。

・髪型
ボサボサな髪はNGです。またフケが方にかかっている人も印象が悪くなります。

・口臭
口臭がきつい人、タバコの臭いがある人は注意してください。タバコなどは最近では禁煙が一般的になっていますので、臭い自体が嫌われます。歯磨き、口臭予防の対策をしっかりしてください。

・体臭
体臭の強い人は当日の朝、シャワーを浴びてしっかりと汗を洗い流し、制汗剤をしっかりと付けて体臭予防してください。体臭が強い人との面接は、かなり面接官にストレスを与えます。当然結果はNGとなります。これはなかなか治せるものではありませんが、十分に気を付けたいところです。

SNSでシェア
最新の記事