最終更新日 2019/09/15

面接ではどのような人が高い評価で採用されるのか

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目次

面接ではどのような人が高い評価で採用されるのか

企業が面接を行うのは何のため?
ここでお伝えしている

①履歴書、職務経歴書に書いてあることの事実関係の確認
②履歴書、職務経歴書に書かれていないことの確認
③職務経歴に書いてある実績、スキル、経験のレベルや度合いの確認

これらが求める基準をクリアしていない場合はそもそも応募した求人情報自体が的外れのために、どんなに良い人人物評価を得ても採用はされません。そのため、これらの基準をクリアして合格ラインにあるというのが前提ですが、最後に決め手となるのが人物の確認です。

人物評価が高くなる人物像としての絶対条件は一部の専門職やハイクラス人材を除いては共通です。それは

「自分が社長ならこんな人が来たら絶対に採用する!」

という評価を得られる人物像です。なぜ共通なのかというと、採用担当者は、社内の「だれからも高い評価を得られそうな人物を良い人物と考えている」からです。
その人物像とは 「明るく元気で前向き」で、「謙虚」に「自分の意見を言える」人です。

(1)「明るく元気で前向き」

明るく元気

これは面接におけるコミュニケーションの絶対条件です。笑顔で明るくハキハキとすることです。
面接というのは、これから新しい環境に挑戦するために自分を売り込む場です。採用する側も少しでもやる気があり、社内でも円滑なコミュニケーションが図れそうないわゆる「いい人」を採用したいと思っています。逆に暗くて元気ない人がきたら、どうしてあんな人を採用したのかと採用担当者がマイナス評価になってしまいます。
よっぽど人と接しない研究職のようなポジションで、且つテクニカルスキルが高い人材や、実力の高いハイクラス人材でなければ、転職活動においては「明るく元気な人」が選ばれます。

前向きな姿勢

やる気を見せるということです。
前向きな姿勢とは、積極的な姿勢、プラス思考、ポジティブ思考、主体性、成長性などの姿勢です。反対の言葉では後ろ向き、ネガティブなどと表現されます。高く評価されるのは前向きな姿勢です。どのような質問に対してもプラス思考で答えることができ、常に夢や目標、理想に向かって謙虚に自分が成長する、貢献するという一貫した姿勢を示してください。どのような問題がある場合でも、自分が変化し、努力して成長することで問題を乗り越える姿勢があれば、相手に前向きな印象を残します。つまり、言い換えると「やる気満々」な状態です。

(2)「謙虚」

「謙虚さ」とは、「控えめ」「慎ましい」「素直に相手の意見を受け入れること」「自分の能力や地位などにおごることなく、素直な態度で人に接する」等と辞書には書かれています。
①自慢は控えめに、話過ぎは逆効果
②質問には結論から。自分の話したいことではなく、相手の訊きたいことに答える
③愚痴、批判、文句は絶対に言わない
④素直に指導や意見を謙虚に受け止める。

①自慢は控えめに、話過ぎは逆効果

自慢話というのは自分が高いアピールポイントだと思っていることです。上手な面接官の場合は、得意げに話をするとしっかりと相槌や頷きを入れて気持ちよく話をさせてくれます。しかし、気を付けなければならないのは、話過ぎてはいけないということです。人の自慢話というのは、話の内容に興味がないかぎり気持ちいいものではありません。話し過ぎてしまうとほとんどの場合、聞き手はストレスがたまり評価が下がります。謙虚さを忘れず、アピールしすぎには注意してください。

②質問には結論から。自分の話したいことではなく、相手の訊きたいことに答える

面接官のストレスがたまるポイントに質問への回答方法があります。それは「相手の質問に答えない」というケースです。

例えば、
”この時は大変でしたね。この時は毎日何時まで働いていたんですか?”という質問に対して
”実は、このときは、会社の業績がすごく悪い時だったんです。ちょうどタイミングがわるく家庭でも父が病気になったり、妹が怪我をしたりしていて、個人的にもすごく忙しい時だったんです。妹は学校の帰りに自転車で転んで骨折してしまったので、週に3回は私が送り迎えしたりしていました。。。。” 等云々

ひとつの例ですが、このような話はよくあります。つまり、自分が大変だったことや頑張ったことなどを聞いてほしい話をするチャンスだと思って、相手に聞いてほしいことを話し始めてしまうのです。しかし、話を聞いている方は、「あなたが話したいことには興味がありません」。そのため話したいことを話し続けていると聞いている方はストレスが最高になります。
面接官の気持ちとしては「この人はいつ私の質問に答えるんだろうか」とずっと考えながらあなたの話を聞いているのです。いつまでも話続けていると次第に腹が立ってくるのです。
こうなってしまったらもう取り返しがつきません。あなたの評価は「コミュニケーションに難あり」と評価されてしまいます。ここで大切なことは、自分が話したいことではなく、相手が訊きたいことに答えるということです。「まず質問に答える」、そしてその後に補足として回答の説明をするようにしてください。

③愚痴、批判、文句は絶対に言わない

愚痴、批判、文句などは人や会社などに不満がある場合に出る言葉です。つまり、相手は悪くて自分は悪くないという場合に出る表現で、人の悪口です。人の悪口というのは聞いていて気持ちの良いものではありません。また、仲間うちの話なら良いですが、評価をするための面接の場では「きっとこの人はうちの会社にきても自分を顧みずにうちの悪口を言うんだろうな。」と思われ、聞いている相手は気分が悪くなります。このような場合、間違いなく評価は下がってしまいます。愚痴、批判、文句は決して言ってはいけません。控えめに慎ましやかに謙虚さを忘れずに接してください。

④素直に指導や意見を謙虚に受け止める

面接官に指導を受けたときや、”こうだったんじゃないの??”というような意見を頂いたときに、「いや、そうではなく、、、」と否定してしまうと、「この人は人の意見を受け入れない人だ」という印象を持たれます。また、面接の場で議論をしても意味がありませんし評価が下がるだけです。「仰るとおりです」や「なるほど、そうかもしれません」などと、否定せずに相手の意見を受け入れてその上で自分の意見を謙虚に伝えるようにしてください。ただし自分の意見を伝えるときにも議論してはいけません。議論になりそうなときには、「おっしゃる通りです」と議論を回避してください。達成するべきゴールは「内定を取ること」だということを忘れずに。

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