多くの方が、職務経歴書において、経歴の記載よりも自己PRや志望動機を重視していますが、はっきり言って、転職活動における書類選考では、一部の企業を除いては志望動機は重視されません。
書類選考では経歴そのものを重視します。
当然ですが。
書類選考で重視する経歴は
・いつからいつまで
・どんな会社で
・どんな部門で
・どんな職種で
・どんな役割で
・どんな仕事を
・どのくらい
・どんな成果を
・そこでどんなスキルを身に着けてきたのか
これが重視されるポイントです。
このほかの退職理由、自己PR、志望動機、これらは書類選考時点では
非常に優先順位が低いのです。
逆の立場。採用する側の気持ちになってみてください。
書いてある志望動機はいいことが書いてあるに決まっています。志望動機が効果的なのは、どうしても入りたいという想いが伝わる場合です。なぜ、その会社に入りたいのか、その理由や熱い思いを伝えなければ、志望動機は相手の心に残りません。そこまでの志望動機が作れない時は、
自己PRは、経歴での説明がしっかりされて初めて自己PRが功を奏するのであって、経歴がよくわからず自己PRがしっかり作っていてもとんちんかんな資料になってしまいます。あくまでも経歴が重要です。
退職理由は、普通はあまり書いていません。おかしいなと思うところは、直接聞いてみないとわからないね。となります。
だから、それほど重要視しません。私も年間1000人の採用面接を行ってきましたが、経歴以外はほとんど見ませんでした。
逆に変なことが書いてあったらやめておこうと思うくらいの参考情報です。
志望動機、退職理由が重要になるのは書類選考ではなく、面接です。
書類選考ではあくまでも経験、スキル、行動特性を定量的な紙で伝わる事実ベースの情報から読み取ることがもっとも求められているものです。そのため、これらがどれだけわかりやすく、的確に表現されているかということが求められます。
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