最終更新日 2020/01/26

【就職氷河期世代】は今が『転職』のチャンス、実績や成果、マネジメント経験を徹底的にアピール

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就職氷河期世代は今が転職のチャンス、実績や成果、マネジメント経験を徹底的にアピール

最近、以前より就職氷河期世代の人の正社員への転職希望をする人が増えてきました。
就職氷河期世代の方は転職活動で苦しんできたという思いがあるでしょう。目指す会社には入らなく仕方なく別の会社に入ったとか派遣社員でやったという人もいるかと思います。そして自分のキャリアは、全て就職氷河期という時代のせいだと思っている人がいます。
カウンセリングしていても事あるごとに氷河期だったので、という人がいますが、それは間違っています。
その時に諦めたのは氷河期が影響したかもしれませんが、その後のキャリアは氷河期のせいではありません。景気は回復していきましたし、求人情報の募集はたくさん出ていました。有名企業ではなくてもそこそこな会社には転職でも入った人はとてもたくさんいます。
ですから同じ就職氷河期でも、氷河期ということを自分のキャリアの言い訳にする人は負け組です。そんなことは関係ない!と、自分の選択の結果と捉えて行動して結果を掴んだ人は勝ち組です。まずはこのような負け組感を払拭するマインドセットが必要です。

さて、このような基本的な考え方を見直したところで、それではこれからどうキャリアを築いたら良いでしょうか。

就職氷河期の世代は現在の30代後半から40代前半の方々です。この世代は第二次ベビーブーマーから少しあとくらいの世代でとても人口の多い世代です。これらの世代が新卒の時に新卒採用をほとんどしなかった日本の社会では、それから20年近く経って、中堅クラスの人材育成をする世代、経験豊富で働き盛りな世代がいないということなのです。特に大手企業でこの状況は顕著です。
この世代の方々にとってこれはチャンスです。技術職などでは難しいかもしれませんが、営業職や総合職では、他の会社で経験豊富な実績を積み重ねてきた方々の経験者採用のニーズが高まっています。氷河期時代の人たちが当時採用できなかった分、いま求められているのです。
それではどのような人が求められているのか。それは、「結果を出せる人」「マネジメントや人材育成ができる人」が求められています。


中間管理職やリーダーとなって組織を引っ張っていける人や率先して行動し、こうやってやるんだといって結果を出せる実務遂行能力のある方です。また、マネジメントや人材育成においては、組織を預かってきた経験や人を育ててきた経験が求められます。
氷河期世代の少し後の人たちは、上司や先輩が年の離れた人たちばかりだったので、育ててもらうにも価値観が違いすぎたり、「俺たちの若いころは」という話ばかりされたり、「背中を見て学べ」的な人材育成を受けているので、育っていないのが現状という声も多くあります。このような環境下では実戦で後輩を育ててきた経験は即戦力として受け入れられます。
「実務上の実績や成果」
「マネジメントや人材育成の経験」
これらを職務経歴書でしっかりとアピールすることで、当時は入れなかった会社に入るチャンスをつかめるかもしれません。

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