最終更新日 2019/08/28

内定は取れたけど行くかどうか迷ったら

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内定は取れたけど行くかどうか迷ったら

内定が取れたら、急に今いる会社が魅力的に見えたり、辞める相談をしたら急に責任ある仕事を依頼されたりして、辞めて他の会社に聞くことが正しいのか悩む方がよくいます。

よくあるのは、退職していることを相談されると、それまでコミュニケーションなどとったこともない上司が飲みに誘ってきたり、チーム内のメンバーが代わるがわる引き留めにきたり、それまでは自分の意見や提案を聞いてくれなかった上司が、急に意見を聞いてくれるようになったりする引き留め工作などもあり、急に居心地がよくなってしまうパターンなどです。

そして、せっかく内定がとれたにも関わらず、内定が取れた会社に本当に入っていいのか不安になりその会社に対して会社の評判などネガティブな部分を細かく調べ出して、行くかどうか迷ってしまう場合があります。

このような場合の考え方は、年齢や内定が取れている企業の数にもよって判断する条件は変わってきますが、悩む場合はしっかりと考える軸を持って考えることが大切です。

 

①そもそも転職しようと思った背景や目的、理由を考える

そもそもどうして転職をしようと思ったのか、今の会社を辞めようと思った背景が必ずあるはずです。でも内定を取ると安心感か勘違いの自信からか、辞めようと思ったネガティブ要因が見えなくなってしまうのです。
そのため、しっかりとスタートラインに立ち戻って正しく判断してください。
その結果やっぱり転職することを辞めるとなると、そもそもの問題が解決されていないため、結果的には同じ要因でまた近いうちやっぱり転職する、となるでしょう。
たとえば、上司とのコミュニケーション障害や認めてもらえないなどが原因で転職を考えたのに、引き留め工作で急に優しくされたり認められたりすると居心地がよくなってしまう場合などがそうです。
上司が異動になるなど別の人になる場合はわかりますが、そうでなければ問題は解決されていません。上司が同じ人である限り、また同じ結果になるでしょう。

このように本質的に問題解決されていないのであれば結果はまた同じことになります。

②転職をしようと思っているプラス側の誘因

たとえば、今の環境できていないがこんな仕事に挑戦してみたいというようなプラスのチャレンジ要因で転職を考えている場合、そのようなことが実現できる会社へ応募して内定が取れた場合、本来はやりたいことができる環境であると思います。
いまの環境に居続けることによってやりたいことができるのか、という基準で考えることが必要です。

 

③5年後10年後を考える

いまいる会社にいながら仕事をしていて今後5年後~10年後先の状態がイメージできるか。イメージできたとしたらそれは良いイメージなのか悪いイメージなのか。
一方で内定をもらった会社に入ったときの5年後10年後のイメージがどうなのか。
良いイメージがわく環境に挑戦をするべきだと思います。

 

④年齢

転職市場におけるご自身の年齢が、まったく市場価値の高い年齢なのかどうかということも重要になってきます。
たとえば、29歳と30歳、39歳と40歳、49歳と50歳、このような年齢の境目では超えるのと越えないのとでは印象に大きな差が出てしまいます。
39歳で転職を踏みとどまってまた次の機会に挑戦しようと思っていたら、その間に40歳になってしまいます。そうなると転職の難易度が急に上がってしまいます。このような場合は慎重に考えるべきであり、転職をする理由がネガティブであるならば、転職することを選ぶべきだと思います。

 

⑤行ってダメだったらまた転職しようという考え方は危険

それまで長く勤めてきて転職をしても、環境が合わなくてまた転職することになる場合、社会保険に入っていたら短い期間のキャリアが経歴に残ることになります。
よく言う言葉にあてはめて言うと「キャリアを傷付ける」ことになってしまいます。
2社以上前に短い期間のキャリアがあり、その後の直前のキャリアは長い場合はその度合いは小さくなりますが、直前のキャリアが1年程度あるいはそれより短い期間のキャリアの場合はどんな理由だとしても現在の市場価値を大きく下げてしまうことになります。
1年以内の転職は絶対に避けましょう。

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