最終更新日 2019/08/31

仕事にやりがいを感じる働き方

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仕事にやりがいを感じる働き方

転職するときには、その仕事になじめなかったらどうしよう、うまくいかなかったらどうしよう、また辞めることになったらどうしようと色々な不安がありますよね。仕事において不安や不満が出るというのは、
・何をやればよいのかわからない
・どうやればよいのかわからない
・いつまでやればよいのかわからない
・上司は自分のことを考えてくれているのかわからない
・周囲とか関係性が築けるかわからない
・このまま続けていても将来のためにプラスになるのかがわからない
・会社のビジョンが見えない
・やり甲斐を感じられない
などのことが原因で不安や不満がは発生してしまいます。

つまり、目的、目標、やるべきこと、評価、成長の実感、良好な人間関係が必要なのです。不安になる原因は、これらを十分に与えられていないと感じているからというのが原因です。大切なのは、あなたがそう感じているということなのです。そして、それを会社が与えてくれないという会社のせいにすることが問題なのです。言い方を変えると、自分でコントロールできないと思っているから不満になるのです。

これらを解決する方法は、自分でコントロールすることなのです。具体的に言うと、自分の感じ方をコントロールすれば良いのです。

それでは具体的にはどのようにしたら自分の感じ方をコントロールできるか。それは、「全部自分で決めてしまう」ということです。しかし、自分勝手に決めても反対に不満が膨らむだけですので、今の環境でやるべきこと、守ることなどの基準を作ってしまえば良いのです。具体的には以下のことを自分で決めてしまうのです。

(1) 今この会社で働くことの目的を決める

会社に評価制度がしっかりあり、半期に一度などで目標を見直してくれる会社はそれを使えば良いと思いますが、そのようなものがない場合には自分で作れば良いのです。

① この会社で働く目的を決める

何のためにこの仕事をするのか?を自分の中の基準にすることです。
そもそも自分がこの仕事をする目的は何なのか?将来はどのような力をつけたいとか、もっと出世してお金を稼げるようになりたいとか、今の給料で生活が安定すれば良いといった自分自身の目的があるはずです。これを決めることから始まります。

②会社が掲げる目的

そして次に会社が掲げている目的があるはずです。会社が掲げる目的とは経営理念やビジョンなどといったものです。自分が好むか好まざるかな関わらず会社が目指している実現したいものがあります。これを確認する作業をしましょう。そして確認をしたら、

③自分の目的と会社の目的を一致させる

あなたは、その目的を持った会社に参加したのです。方向性が決まっている電車に乗ったようなものです。自分の行きたい方向があっていなければ路頭に迷うことになります。そのため、自分が行きたいところはここで、会社が行きたいところはここだから一緒にこの電車に乗っていくということを再確認するのです。これが会社の考え方に共感している状態です。

これが今この会社で働くことの目的を決めるということです。この作業を行うことが最も大切な作業です。このような作業の結果、会社と自分の価値観が一致している人は、評価されやすく、チャンスも与えられやすく、仕事の結果も出やすいのです。逆に会社の考え方と合わない人は、評価されづらく、居心地も悪くなってしまいます。

(2)全ての業務にも目的がある

大きな目的を設定したら次は小さな目的を決める作業です。
小さな目的とは、
・3年間の目的
・1年間の目的
・半年の目的
・3ヶ月間の目的
・今月の目的
・今週の目的
といった小さな目的です。この小さな目的は何をするにも付きまといます。これをやるのは何のため?と目指すべき自分の目的に向かうために今何を最優先にやりたいのか?ということを決めるのです。この小さな目的の延長線上には、自分の目的達成に向かっていることが最も大切ですが、同時に会社の目的にもあっているかの確認が必要なのです。

(3)自分が定めた小さな目的が会社の小さな目的とあっているか確認する

大きな目的の達成のために定めた小さな目的を

「目標」

といいます。この会社の目的にあっているか確認する作業は、会社の目標に合っているかをかを確認する作業なのです。そしてこれは、上司に自分が考えている目標が会社の方向性にあっているかを相談しなければ見えてきません。そのために、上司に時間をとってもらい会社の目標と自分が進めたい目標のすり合わせ作業を行うのです。つまり、会社にはこれを達成してもらいたいという会社の目標がありますので、その会社の目標とのすり合わせを行うことによって、それを達成すれば評価を得られるという集中して取り組むべきポイントを見つけるのです。ただし、独立したい、ということなど会社に言わない方が良い目標もあるので注意してください。

(4)目標設定が明確に会社と擦り合ったら実行プランを作る

次は、目標達成をどのようにするのがを組み立ててください。達成するべき目標に対して、今から何をどのくらいやらなければならないのかを書き出し、順序だてするのです。この作業をすると、足りないものがたくさん見えてきます。

・スキルが足りないのか?
・人が足りないのか?
・お金が足りないのか?
・時間が足りないのか?
・変えなければいけないハードルがある
などなど色々と見えてくるものがあります。

これをどうすれば実現できるかを考えて全てクリアする計画を立てるのです。

(5)スケジュールを作る

達成できる計画ができたら次にそれをいつやるのかを組み立てるということです。ここでは、全部を一気にやろうとすると、時間が足りなくなったら、途中で息切れしてしまったりするので、優先度の高いものをやり、優先度の高いものをやり、優先度の低いものは忘れましょう。ただし、今やっておくと後がすごく楽になるなどのことは将来への投資です。隙間時間や少しずつでも時間を作ってやる計画をしましょう。

(6)計画は修正するもの

計画とは修正するものです。計画というのはあらかじめこのように運んだらうまくいくという予定や予測です。実際はその通りに行くことなどはほとんどありませんし、結果は予定通り達成できたとしても、その途中の道のりでは大きく変わっているはずです。最初に予定した軌道を大きく外れてしまっても最終的に目的地まで行くにはどのようにしたら良いのか、カーナビでルートの見直しをする様に、計画も見直しするのです。

例えば

(目的)
大阪城にいつまでに行く

(目標)
大阪駅にいつまでに着く

(計画)
何でいくか、車か自転車か、新幹線か。車で行くとしたときに、名古屋をいつまでに通過していなければ間に合わない。小田原は何時、横浜は何時と計画が立てられますよね。では東京をいつまでに出なくてはならないか。そのために事前に準備しなければならないこと、備えなくてはならないこと。というようなことで計画が出てくると思います。

そしていざ実際にスタートしてみたら、計画通りに進んでいるかを確認しなければなりません。道は正しいか?計画した路線から外れていたら修正しなければ間に合わなくなりますし、予定時刻を大幅に過ぎていたら急がなくては間に合わなくなってしまいます。このように修正をこまめにすることが重要です。そして横浜を通り過ぎたときに、計画通りに進んでいれば上司からも計画作成能力や実行能力に対して評価されるわけです。

(7)成長や達成感というものは計画や基準を作ること無くして感じることができない

そして、やり甲斐とは、求められていることに対して 自分が貢献できている、誰かに必要とされている、成長を実感できているなど自分自身の成長や貢献を感じることができることによってやり甲斐を感じます。分かりやすく言うと、誰かに「ありがとう」と言われることであり、「ありがとう」と言われるように自分自身が成長を感じられることにやりがいを感じます。

成長というのはできなかったことができたと感じられること。達成感というのは何かの基準を達成したときに感じるもの。つまり、成長や達成感というものは、計画や基準を作ること無くして感じることができないのです。つまり、仕事にやりがいを感じる働き方とは、どんなに小さなことでもいいので目的、目標をさだめ、達成にむけて挑戦することによって得られるのです。仕事にやりがいを感じたいと思っている人は、方法の一つとしてこのような働き方も参考にしてみてください。

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