最終更新日 2021/02/08

最近増えてきた2020年新卒の悩み【就職コロナ氷河期】

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最近2020年新卒の方からのご相談がすごく増えてきました。

営業職として入社したAさん

やめようと思っている。新卒入社したが、6月末までリモートワークでした。リモートワークでは入社研修をしていただいてから営業研修として、営業トークの練習などをリモートで指導を受けてから、あとは自分でセルフロープレをやっておいて、という研修。朝から晩までセルフロープレなどやっていられないし、何も面白くない。7月からリモートが明けて、先輩社員に合流した。

合流したら、今までリモートで研修していたからすぐに電話かけできるよね、ということでいきなり現場にぶち込み。必死に1か月以上テレアポをやっているが、何の結果も出せずに苦しい。先輩からは研修受けてきたのに何やってんの??という厳しい目線。もうやめようと考えている。

システムエンジニアのBさん

システムエンジニアのBさんは入社からずっとリモートワーク。システムエンジニアといっても運用や保守がメイン。仕事が難しいわけではないが、成長もない。ずっとリモートなので、上司や仲間もいない。相談相手もいない。このまま続けていていいのかわからない。転職しようと考えている。という。

Aさんに、

テレアポしていて、まったくアポが取れないということですが、2回目3回目にかける見込み客リストはどのくらいいるのですか?と訊いたら、「見込み客リストってなんですか?」と聞き返される。いきなり初めての新規開拓のテレアポでアポが取れないことに苦しんでいた。どんなプロでも初めて電話かけた相手がアポを取らせてくれる確率は非常に低い。また掛けますね、といって見込み客に入れていって2回目、3回目で少しずつ会話ができるようになり、そこで初めて、「それでは今度お会いしてお話しませんか」となる。そんなことも誰も教えていない状況だと言う。かわいそうな現実だった。

エンジニアの人の場合は、ほかの環境に行っても今のリモート体制は変わらないだろうし、その期間にプログラム言語を学ぶなどやめずにスキルアップに時間を使ってみてはどうかという話をした。

営業の方には営業プロセスをいくつか教えた。「そうしたらもう少し頑張ってみる」ということで気を持ち直した。

今のコロナ禍での転職はIT分野以外では非常に困難を極めると思う。なるべくなら転職しないほうがよいがそうもいかないだろう。やめる前に「辞めない」ということをまず第一に考えて誰かに相談してみるといい。

転職するならば苦しまない方法を選ぶべきだ。

日本全国の2020年新卒独特の氷河期のような「コロナ期」と呼ばれるときがくる。コロナ期では、上司から研修をしてもらえずに現場ぶち込みを経験し、1年以内の転職する人が多いだろう。この時期に何も努力をしなかった人は使い物にならなくなるだろう。逆に必死に仕事をつかみ取った人は大きく成長するだろう。

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